2024年01月18日

ひとなる通信 第118号(令和5年11月15日発行) 抜粋


隔月で発行している機関誌です。最新号の発行後、バックナンバーから抜粋して一部をご紹介します。


★=======================================================
金沢ヒューマン文庫を愛し守る会「ひとなる通信」第118号より
発行日:令和5年11月15日
発行:金沢ヒューマン文庫を愛し守る会
蒲郡市宮成町(蒲郡市立図書館内)
=======================================================★


-------------------------------------------------------------------------------------------------
蒲郡東部小 金沢嘉市先生の教育信条 だれにもピカリと光る何かがある 顕彰碑に刻まれる

 金沢嘉市先生の著作に『人間にくずはない』(あすなろ書房、1967年発行)がある。この書名につながる言葉「だれにもピカリと光る 何かがある」は、“金沢先生の教育信条”としてよく知られた言葉です。
 毎朝、このあたたかい言葉が刻み込まれた碑―子ども達を迎えてくれているのが、蒲郡市立蒲郡東部小学校の校庭に建つ「金沢嘉市先生生誕百年記念顕彰碑」です。

会を代表して役員が、毎年金沢先生を偲び訪問

 この碑は、本会が主導し、金沢先生の母校である東部小学校区の皆さんを中心に顕彰碑建設委員会が結成され、広く募金を呼びかけ集められた浄財のもとに、2007年10月2日に除幕されました。
 顕彰碑の建設に尽力した本会前会長の大原義政さんは、10月2日を金沢先生に会いに出かける日として決め、毎年、この碑を訪ねるのをならいとしていました。そして、大原さん亡き後も本会役員は、このご遺志を受け継いで毎年訪問。今年は、去る10月3日(火)に出かけました。
 当日は、尾崎校長先生に出迎えられ、しっかりと整備・管理された顕彰碑の前で、真っ赤に咲いた彼岸花を愛でつつ、石田教頭先生に撮っていただいた記念写真にバッチリ収まった役員4人は、ほっこりとした気分で帰路に着きました。

ミニコンサートで愉しむ朗読の世界
9月16日は楽しめた!『源氏物語』をわかりやすく読む  生命の海科学館


 私たちの朗読を、素敵な音楽とともに楽しんでいただけるように、蒲郡市生命の海科学館を会場にして年に3回開催している「ミニコンサートで愉しむ朗読の世界」9月は、来年の大河ドラマが『源氏物語』ということから、日本の古典文学の最高峰といわれる“源氏”を読むことにしました。

“雅楽”演奏で平安の雅を味わう

 開催したのは、9月16日(土)。今回の音楽は、テーマが「源氏物語」なので、平安の“雅”を表現するに相応しい“雅楽”にすることにしました。雅楽演奏といえば、定評ある「八剱雅楽倶楽部」の皆さんにお願いしました。
 ところで、『源氏物語』といえは誰もが知っている作品ですが、古文で読むのはちょっと・・・という人には訳本で読むという手があります。
 その意味で、今回は、訳本のなかでも口語体で記述されていて、朗読しても比較的わかりやすい書の、林真理子著『六畳御息所、源氏がたり』を読むことに。
 先ずは、「桐壺」から読みました。読み手は、中野亘さんと大場智江子さん。
「桐壺の帝と、更衣との悲恋、その間に生まれた光源氏の誕生から十二歳の元服するまでの育ちぶりを朗読。
 続いてはm「空蝉」です。
 読み手は、三浦弘恵さんと高橋文子さん。
 「光源氏が十七歳となり浮名を流すころのは無。人妻である空蝉に恋心を抱く。空蝉は光源氏に言い寄られるが、身分や夫ある身ゆえに悩む。光源氏は何度もアタックするが・・・殻の衣を残して逃げた空蝉を懐かしんで歌を詠む源氏。それを詠んだ空蝉の心の揺れまでを朗読していきました。
 雅楽は、「青海波」「越殿楽」。「五常楽の急」の三曲を、「篳篥(ヒチリキ)」水野博行さん、「笙(ショウ)」牧野フミコさん、「龍笛(リュウテキ)」土井真子さん、小林栄子さん、山口京子さん、笠田澄子さんと、総勢六人の演奏で、見事でした。
 “源氏の世界”、雰囲気がぐっと盛り上がり、楽しく聞くことができました。


『MIKAWAde遊び100』今年も出演します 海辺の文学記念館

 今年も、蒲郡市観光協会が展開する、多彩な体験型観光プログラム『MIKAWAde遊び100』のメニューのひとつ「日本の名作を聞く」全六回が、蒲郡市海辺の文学記念館で開催されています。
 今回はシリーズで、テーマは、「ミニコンサートで愉しむ朗読の世界―9月」のテーマに続く、『源氏物語』となりました。
 出演は、「金沢ヒューマン文庫を愛し守る会」と「朗読グループ 寿限無の会」。
 内容を紹介すると、

 第1回 10月8日(日) 『源氏物語』三帖「受領の妻と契りを結ぶ」
 第2回 10月22日(日) 『源氏物語』四帖「光の君、女を取り違える」
 第3回 11月5日(日)『源氏物語』五帖「光の君と女の密会」
 第4回 11月19日(日)『源氏物語』六帖「光の君と夕顔が交わす」
 第5回 12月3日(日) 「戯曲『袈裟の浪人』」
 第6回 12月17日(日)『源氏物語』七帖「藤壺に犯した光の君の罪」

 この六回のプログラムのうち、本会が担当するのは、2回目の10月22日(読み手は花岡とも子さん、牧野美千代さん、山岸よし子さん)、4回目の11月19日(読み手は、山本孝枝さん、渡辺充江さん、大場智恵子さん)、6回目の12月17日(読み手は、三浦弘江さん、渡辺澄子さん、志賀笑子さん)です。
 ぜひ、お出かけください。



-------------------------------------------------------------------------------------------------

118号からの抜粋は以上です。すべてを読みたい方は、会員としてご登録ください。会員の方には機関誌「ひとなる通信」(B5版全6ページ)をお届けしています。会についての詳細は、ホームページにてご覧ください。
posted by kanazawa_human at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック